「HTMLとCSSを学べば、すぐにホームページ制作の案件が取れるようになるの?」
Web制作を学び始めた人なら、一度は思う疑問ではないでしょうか。
確かに、HTMLとCSSができれば案件を受けること自体は可能です。ですが、学習直後に高単価のホームページ制作案件を獲得するのは簡単ではありません。
この記事では、私の実体験をもとに、学習直後でも挑戦できる案件の種類や、そこからステップアップしていく方法をご紹介します💪
【結論】
HTMLとCSSを習得すれば、HP制作に関わる案件を受けることは可能です。ただし、ホームページ制作1件で数十万円以上といった高単価案件を獲得するのは、この段階では難しいでしょう。
この時点で受けられるのは、LP制作や既存サイトの修正、メールテンプレート作成など、1案件5,000円〜50,000円程度の比較的シンプルな案件が中心です。とはいえ、ここをスタートとしてクライアントとの信頼関係を少しずつ築いていけば、継続的な依頼につながる可能性は十分にあります!
少額の案件だからと避けるのではなく、まずは経験を積み、着実にステップアップしていきましょう☺︎
【HP制作】実際の現場で求められるレベル感とは
私がホームページ制作に携わって感じたのは、スクールで学んだ基礎だけでは案件を難しいということです。現場ではコーダーが作りやすいデザインを提供してくれるデザイナーもいれば、見た目を優先して複雑なデザインになることもありますし、クライアントが複雑なアニメーションを求めてくることもあります(˙-˙)
そのため、JavaScriptやライブラリ(GSAP・Swiperなど)の知識を持ち、構文を理解して使えることが重要です。AIと仲良くなり使いこなせるようになると今の実力以上のパフォーマンスができるようになりますよ✌️
また、コーダーとして案件に挑む場合でも、デザイナーとのやり取りは必須です。IllustratorやPhotoshop、Figmaの基本操作を習得しておくことで、制作以外のストレスを減らすことができます。
案件の獲得確率を上げる方法
技術だけではありません。副業やフリーランスとしてWEB制作をする人が増えているこの市場で、技術で勝負しようとしたら早くとも3年〜5年は必要でしょう。
同じ土俵で戦っていたら案件は取れません。WEB制作初心者は他の強みで戦っていくのです💪😐
挨拶文を見直す
提案文や初回メッセージは、第一印象を決める大事な要素です。テンプレートではなく、相手の要望や募集内容に合わせた一文を加えるだけで、返信率は大きく変わります。
可能な限り即返信
質問や依頼への返事は早ければ早いほど信頼につながります。すぐに対応できない場合も「確認中です」や「後ほど確認してご連絡します」と一言送るだけで安心感を与えられます。
遅くともなるべく半日以内には何かしらの返信をするようにしたいですね。
素直さと誠実さ
分からないことやミスは隠さずに伝える方が、長期的な信頼関係につながります。文章の意味が分からない場合や、自分の技術以上のことを求められた場合は、「調べて対応します」という姿勢を見せると好印象です。
それでも解決できなかった場合は、正直に「分かりません」と伝えましょう。
もちろん、ミスをしても大丈夫とは言えませんが、起きてしまったことは事実として誠実に報告することが大切です。
また、不安な点や判断に迷う点があれば、作業に取り掛かる前に必ずクライアントへ確認するようにしましょう。
ホームページ制作にこだわらない
HTML・CSSのスキルが活かせるのはホームページ制作だけではありません。
実は、1つのホームページを最初から最後まで作るのは想像以上に労力がかかります。ページ構成やデザイン、動作確認、修正対応など、時間もエネルギーも必要です。
そのため、最初は小さな案件から挑戦するのも一つの方法です。短期間で完結する案件なら、達成感を得やすく、着実にスキルや自信を積み上げることができます。
こうして経験を重ねていけば、いずれホームページ制作にも安心して取り組めるようになります。
私が実際に受けたホームページ制作以外の案件
- 既存サイトの修正・更新→1ページ3,000円
- 補助金申請ページ制作→1企業5,000円
- 買取サイトの記事編集→1記事3,000円
(💡WordPressのクラシックエディタでHTMLタグを直接編集。タグ理解が必須。)
一見すると単価は低く感じるかもしれません。ですが、こういった案件は1件だけでなく、まとめて数十件ご依頼いただけることがほとんどです。
例えば、1企業5,000円の補助金申請ページ制作を20社分担当すれば、それだけで10万円の案件になります。
小さな案件でも、数を重ねればしっかりとした収入につながります。
さらに意外なメリットとして、こうした案件を進める中でサーバー設定やドメイン管理など、サーバー周りの知識が必要になる場面もあります。
これが良いきっかけとなって、実務を通じてサーバー操作を学べることも少なくありません。
収入だけでなく、スキルアップの場としても活用できる案件なのです✊
まとめ
スクールで学べるのは、HTML・CSSの基礎や、JavaScriptによるハンバーガーメニューなど簡単なアニメーションが中心です。
しかし、実際の案件では「見たことのないアニメーション」や「サーバー周りの設定」など、学習段階では触れなかった課題に直面することも少なくありません。最初は戸惑い、不安に感じることもあるかもしれません。
私自身も、JavaScriptやサーバー周りを理解しないまま案件に挑戦し、スクール卒業直後は自信があったものの、案件を重ねるごとに「まだまだ勉強が必要だ」と痛感し、自信を失った時期がありました。
ですが、案件を経験するからこそ、新しい課題が見つかり成長のきっかけになります。最初から完璧を目指す必要はないですそ、完璧にできるわけありません。ただ、自分が今持てるベストで挑めばいいだけです。
大切なのは、不安や失敗を理由に立ち止まってしまっても、立ち止まる時間をなるべく短くして、小さくても次の挑戦を続けること。経験は必ず次の案件につながります。自分を信じて、挑戦していきましょう💪